身体の洗い方・シャンプーの始め方
お風呂は頭や体を洗って肌をきれいにするだけでなく、一日の疲れのリフレッシュにもなる時間ですね。子育て中のパパ、ママは子どもと一緒にお風呂に入ることが多いかと思いますが、子どもと一緒だからこそ気を付けていただきたいことがあります。このページでは、子どものお風呂で気を付けたいことを見ていきましょう。
お湯、シャワーの温度
まずは、お風呂のお湯やシャワーの温度です。赤ちゃんの場合は38~40度を目安にしましょう。お湯の温度が高いと、お湯に浸かっていても肌の保湿成分が失われてしまったり、脱水症状を起こすこともあります。お湯に浸かるのは、3~5分程度が目安です。
言葉を発する年齢になってきたら、熱いかどうか聞きながらお湯の温度を調整してあげましょう。この頃になっても、長湯には注意しましょう。
身体の洗い方
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石鹸を泡立てる
身体を洗う時には、石鹸やベビーソープをしっかり泡立ててから素手で洗いましょう。石鹸を泡立てるときには、お湯に軽く浸した泡立てネットに石鹸を付けて、揉むようにすると泡立ちやすくなります。泡立てネットが無いときには、ペットボトルに液体石鹸と水を少量入れて、よく振るときめ細かい泡が出来上がります。
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手のひらで洗う
石鹸が十分に泡立ったら、爪を立てないようにして指の腹で揉むようにあらうことがポイントです。目の周りや顔も石鹸できちんと洗うようにしましょう。目の周りは子どもが怖がることもあるので、しっかり目を閉じてもらってから声をかけながら、上から下に向かって洗うようにしましょう。
湿疹ができている場所も泡と手のひらを使ってやさしく洗うようにしてください。汚れや雑菌がついていると、悪化したり肌の感染症を引き起こすこともあります。 -
ぬるめのお湯でしっかりすすぐ
すすぐときにはぬるめのお湯で泡が残らないようにしっかりすすぎましょう。石鹸が残っていると、肌トラブルの原因になるため目で見て、手で触って泡が流れたか確認してあげましょう。
こんな洗い方はNG!
タオルなどでゴシゴシこする
スポンジやタオルでゴシゴシ洗うと、肌を傷つけてしまい肌荒れや感染症の原因にもなります。
石鹸を泡立てないで直接体につける
石鹸を泡立てないで使うと、石鹸の成分が肌に残って肌トラブルの原因になります。十分に泡立てることで、洗浄効果も高まります。
石鹸を使わないで洗う
お湯で洗うだけでは、肌の汚れや雑菌が十分に落とせません。
頭の洗い方とシャンプー
子どもは汗をかきやすいため、頭皮や紙がベタベタしたり、ニオイも気になったりすることもよくありますが、ついゴシゴシ洗ってしまっていませんか?頭皮も肌の一部で顔や腕などと同様に乾燥しやすいので、肌トラブルを起こしやすい部位の一つです。頭を洗うことも大切ですが、シャンプーを嫌がるお子さんも多いため、適切な頭の洗い方や子どもが嫌がる原因について見ていきましょう。
頭の洗い方
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姿勢を決める
子どもの顔や目にシャンプーやお湯がかからないように小さいうちは膝の上で仰向けに寝かせて洗ってあげると良いでしょう。成長してきたら、顎を上げて天井を向かせたり、顔をタオルで抑えて顔や目にお湯がかからないようにしてあげるのもポイントです。
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お湯で予洗い
シャンプーを付ける前にぬるめのお湯でしっかり髪と頭皮を洗い流すと、頭皮の汚れが落ちたり、シャンプーの泡立ちが良くなります。
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シャンプーをよく泡立ててから洗う
シャンプーを直接髪の毛や頭皮につける前に手のひらでしっかり泡立ててからつけるようにしてあげましょう。事前に泡立てておくと、汚れが落としやすくなるだけでなく、シャンプーが顔に飛びにくくなります。
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頭皮全体をまんべんなく洗う
頭皮を傷つけないように、爪を立てないで指の腹を使って洗うようにしましょう。細かく左右に動かしながら、前から後ろに向かって洗うようにするとまんべんなく洗えます。
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ぬるめのお湯でしっかりすすぐ
最後はぬるめのお湯で泡が残らないようにしっかりすすいであげましょう。水流が強いと顔にお湯が飛び散って、子どもが嫌がる場合があります。水流は弱めでしっかり流してあげましょう。
お風呂から上がったらタオルで優しく!
お風呂から上がった後は、大きめのタオルで優しく水分を拭いてあげてください。水の残っているところに優しくタオルを押し当てるようにして、少しずつ拭いていきます。ゴシゴシ拭いたり、タオルでこすったりすると、皮膚が傷ついてしまうので、やさしく拭くことが大切です。
子供がお風呂を嫌がったら
お風呂を嫌がる子どもは少なくありません。もしかしてうちの子だけ?と思っていた方も安心してください。子どもがお風呂を嫌がるには理由があるので、お風呂を嫌がる原因を知って、解消するための工夫をいくつか見ていきましょう。
子どもがお風呂を嫌がる理由
子どもがお風呂を嫌がる理由には、
- シャンプーが目に入って痛い
- シャワーが怖い
- お風呂が熱すぎる
- 床が冷たい
などがあります。
シャンプーが目に入って痛い場合は、目に入っても痛くないタイプのシャンプーを選ぶと良いでしょう。またシャンプーハットを使うなど、泡が目に入るのを予防することも有効です。シャンプーと同様にシャワーの水が目に入ったという経験から、シャワーを怖がることやシャワーの音や水圧が怖いと感じるお子さんもいらっしゃいます。一緒に入るときには、歌を歌いながら入るなどコミュニケーションを取りながら入るのと、怖さが和らぐこともあります。
お風呂が熱い場合には、少しぬるめの温度にしてあげましょう。熱すぎるお湯や長湯をすると、肌が乾燥しやすくなるので適温で適度な時間でお風呂から上がれるようにすることもポイントです。入浴前にお風呂の壁や床にお湯をかけておくと、お風呂の中の温度が上がるので、こちらも試してみてください。